4. 抗酸化作用、脂肪吸収抑制作用データ

試験は近畿大学農学部食品栄養学科教授・村上哲男氏の協力で行われた。

高脂肪食を与え高脂血漿状態のラットに、ハトムギ若葉を投与した場合の血中脂質量の変化および生体内酸化に及ぼす影響について調べた。

試験は、ハトムギ若葉の抗酸化効果をin vitro(試験管レベル)とin vivo(生体内)で比較検討した。
これにより
1. ハトムギ若葉は、抗酸化能の高いタマネギと比べて同等の活性を示し、総ポリフェノール量はおよそ5倍含まれていた。



2. ヒト血管内皮細胞の過酸化水素傷害に対する効果を検討した結果、ハトムギ若葉のフェノール酸やフラボノールが関与していると考えられた
3. 脂質代謝異常の指標である血中脂質量の抑制が認められた。
などが確認された。



これらの結果から、in vitroにおいて示された抗酸化作用はin vivoにおいても同様に発揮することが明らかとなり、また、ハトムギ若葉の抗酸化作用にはポリフェノール化合物、主にフラボノイド類が関与していると考えられる。とした。


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